11月10日(日)に円頓寺秋のパリ祭2019で開催された、ペタンクのワークショップに参加してきました。ペタンクのワークショップは、円頓寺商店街ほど近くの旧那古野小学校がリノベーションにより複合施設となった「なごのキャンパス」の校庭で開催されました。ワークショップの講師を務めるのは、日本における数々のペタンク大会の優勝者であり「ペタンク」を日本に広めた功労者でもある、パスカル・ブリュゴスさんです。こちらは、パスカルさんのインタビュー記事です。

ペタンクとは

ペタンクは、1910年に南フランスの港町ラ・シオタで生まれたボールスポーツです。プロヴァンサルという助走をつけて投球するゲームが、全員が同じ場所から投球するようになりピエタンケ(両足を揃えるの意)からペタンクになったと言われています。発祥国フランスでは500万人以上がプレーを楽しんでおり、その内40万人がペタンクのライセンスを持ち様々な大会に参加しています。(公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟より引用)本場フランスでの、国民的スポーツといえるペタンクは、ヨーロッパや東南アジアでも人気が高まり、2024年のオリンピックフランス大会では正式種目に採用されるのではと期待されています。

ペタンクの主なルール

ペタンクの主なルールは、ビュット(目標球)に、ブール(思いボール)を投げ合い、相手より近づけることで得点を競う競技です。相手のブールに自分のブールを当てて、はじき飛ばす、味方のブールに押すように当て、ビュットに近づける、ビュットに当てて味方のブールに近づけることもできます。ゲームは、トリプルス(1チーム3人),ダブルス(1チーム2人)、シングルス(1人対1人)の形式で行われます。トリプルスでは、各自が2個のブールを、ダブルス・シングルスでは、各自が3個のブールを投げます。

幅広い年代の人達がワークショプに参加

私は10時から12時半のタイムスケジュールで参加しました。時間が経つにつれて参加者が増えていき、12時頃には参加者が15人以上となりました。また、他の参加者は40代の男性や、高齢者、夫婦で参加されている方もいました。ワークショップの参加者にお話を伺うと、その方は前日に行われたペタングの大会で優勝しており、大会のために島根から愛知に来たそうです。ペタンクの年齢層は高齢者が多く、愛知県はペタンクのチームが多いため、ペタンクを始めやすいそうです。

ワークショップでは、試合をしながら、ルールや戦術を覚えていく形で進行していきました。ペタンクで使用するボールは、金属製で直径7.05cm〜8cm、重量650g ~ 800gのものを使用します。ボールを投げるときは、バックスピンをかけて投げます。ボールの投げ方には目的に応じた名前がついており、目標にボールを寄せる、ポワンテと、目標を弾き飛ばす、ティールがあります。ポワンテ、ティールはいずれもフランス語です。

ビアン!ブラボー!賞賛する文化

試合を進行していく中で、私がいいなと思ったのは、いいプレーが出た時に、ビアン(いいねという意味で、投球に対して褒める時に使う)、ブラボー(最高の意味で使う)と、敵味方関係なく賞賛する文化があることです。同じチームの人だけでなく、相手チームの人とも、プレーを通じて、コミュニケーションが生まれるので、試合の進行につれて、仲が深まります。試合を重ねるごとに、ルールや戦術を理解していき、シンプルなスポーツですが、戦術の豊富さに驚かされました。また、年齢層も広く、違う世代の人とペタンクを通じて交流できるのもペタンクの魅力です。

身近な場所で気軽にプレーができ、巧妙な戦略や高度な技術が光る

始める前は、地味なイメージのペタンクでしたが、実際に体験してみると、シンプルなルールと豊富な戦術に魅了されました。フランスでは13点先取したチームが勝ちですが、日本では時間の関係上、11点先取で行われるそうです。ペタンクは1チーム1〜3人で行うスポーツなので、他のスポーツと比べても始めやすく、道具があれば場所もグラウンド、公園、空き地、駐車場など身近な場所で気軽にプレーができます。試合では、1球で形勢が有利になり、大量得点を狙えるところにも面白さがあります。そのため、巧妙な戦略や高度な技術が試合の勝敗を大きく左右します。

人とのコミュニケーション、戦術の豊富さ、身近な場所でプレーできる、幅広い年齢層が楽しめる、といった要因がペタンクの魅力だと感じました。みなさんも是非一度、ペタンクをやってみてください。